紀元前2800年、石鹸が生まれた
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石鹸発祥の歴史については、多くの書籍やインターネット上で見つけることができます。
「いにしえの人々の石鹸づくりの物語」の断片を読むと、今でも子供のように胸がわくわくします。
石鹸 – Wikipedia
動物の肉を焼いた際、滴り落ちた油脂を木の灰(アルカリ)が鹸化し、土にしみ込み、その土で手を洗ったら汚れがとれると気がついた、というのが発祥と言われる。
本家Wikipediaを見てみると、歴史についてもう少しく詳しい内容が書かれていて大変興味深い。折角なので、気になる面白そうな箇所をかいつまんでご紹介します。
最古の石鹸づくりの記録は、発掘された紀元前2800年頃の古代バビロニアのシリンダー(文字を刻んだ円筒形で粘土版に押し付けて転写する道具)に刻まれていたそうです。こちら(Soap History)によると、石鹸製作の目的まではわからないけれど、脂と灰を一緒に沸騰させたという内容が書かれていたようです。
また、紀元前2200年頃の同じくバビロニアの粘土版には、正式な石鹸製作レシピとして、水・アルカリ・カッシア(桂皮)油を使用する旨が書かれているとのこと。
さらにそれから650年後、紀元前1550年の古代エジプト人の記録によると、彼らは入浴の習慣があり、また石鹸のようなものを作るために、動物性と植物性の油脂にアルカリ性の塩を混ぜ合わせていたという史実がパピルスに記されていたそうです。「石鹸のようなもの」は羊毛を織るための下準備にも使われていたとか。
最もよく知られている「ローマの伝説」について、このWikiの編集者は懐疑的であるようです。
古代ローマ人が、Sapoという名の山に動物を生贄として捧げ、その動物の脂と灰を雨がテーベレ川に流し、下流で洗濯していた人が脂と灰、そして川の粘土が混じりあったものが衣服をきれいにすることに気が付いた…という有名な話。石鹸(Soap)の名前は、Sapo山にちなんでつけられたというもの。
山のある場所が不明であり、単に石鹸を意味するラテン語の“Sapo”はケルトかゲルマン語に由来しているとのこと。また、生贄に捧げる動物の肉と脂肪は神々よりむしろ人間が頂戴していたらしく、従って実際に燃やされたのは骨と内臓だけだったそうです。確かにそれだけでは、石鹸の代用物になるほどのアブラを川から得るのは難しそう。
古来より石鹸は動物の脂と木灰のあく(アルカリ液)を混ぜ合わせて作られていました。苛性アルカリの取り扱いが、おそらく今よりずっと危険だった時代ならではの製法です。
工業的に化学合成された水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)が一般的になるまでは、家庭での石鹸づくりはたき火の灰を利用していたそうです。
現代の石鹸に最も近い製造方法、すなわち初めてオイルと水酸化ナトリウム溶液で石鹸を作ったのはアラブ人だったそうです。オリーブ油やタイム油などの香りの良いオイルが使われた石鹸は、7世紀初頭からパレスチナやイラクで生産されたそうです。
現在でも多くの人に親しまれ、家庭で作られているオリーブオイルのカスチール(キャスティール)石鹸は、16世紀のヨーロッパで作られました。
製品としての固形石鹸利用が定着したのは19世紀後半で、欧米のクリーン&ヘルスを提案する広告キャンペーンを通じて、生活に浸透していったようです。
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実は、今回書こうと思っていたのは石鹸に関する別の記事だったのですが、石鹸の歴史があまりに面白かったので、意訳のメモを記しておきました。紀元前からの古い歴史と伝統、そして伝説を今に伝える石鹸は、とても興味深いものだとあらためて思いました。
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